平成11年8月6日
南海サッカースクール
総監督 寺尾 隆
平成11年 8月2日 よみうりランド
PM 15:30 総合開会式
4チームの12ブロック別に予選1次リーグ、ブロック1位のみ2次リーグ進出
8組 清水FC(静岡県) 鹿島アントラーズ(茨城県) 旭JFC(高知県) 貴志FC(和歌山県)
前年度優勝県の静岡県と同じブロックに入り苦戦が予想される。
PM 15:25 よみうりランド 芝生 天気快晴 温度 33℃
貴志FC(和歌山県) 0- 1 旭JFC(高知県)
和歌山県は前年度ベスト16に入っている県でサッカーのレベルは低くはない
貴志は単独チームだがキビキビとした動きで中盤をしっかり作りオープン攻撃を
得意としている。システムは4..3.3でウイング攻撃から崩してきた。
旭JFCは4.4.2でボランチを置きダイレクトプレーで縦への攻撃を得意としている。
前半 0―0
立ち上がりは貴志の方が動きに堅さがみられた。五分五分の展開だったが貴志が徐々
に中盤を制した。中盤の横パスからオープン攻撃を何回か仕掛けるが、クロス
のタイミングが速く決定的チャンスまではなかなか行かなかった。旭は中盤のプレス
を良くかけボールを奪えばすぐFWにつなごうとするが、縦すぎてなかなか攻めきれ
ない。GKの岩村の背の高さでクロスボールへの反応は非常によかった。
後半 1−0
前半と同じような展開になり貴志の攻勢が10分ぐらい続くがシュートを打たせない
DFの守りは立派だった。特にスイパーの和田が相手の攻撃を読み決定機を作らせな
かった。10分過ぎから徐々に旭の中盤からのクロスが効き始め何回かキーパと1対1
があったが相手の戻りも早く点にはならなかった。15分に相手の横パスをDFがカッ
トしすぐFW湯浅に縦パスを送った湯浅は相手DFを2人ドリブルでかわし右45度
からクリーンシュートを決めた。残り5分は旭が見違えるようにパスが通り出し、
そのまま逃げ切った。
総評 貴志は中盤にパスの回数が多くシュートまでに時間がかかりすぎた
旭は縦への意識が強すぎ、なかなかFWにボールが渡らなかったが最後まで徹底的
に縦を意識した攻撃が最後に生きた。相手をかわしシュートを打つことの大切さを
改めて感じた。