投資、「相場は実態三分、心理七分」の教え

川口 一晃(かわぐち かずあき)氏による「なぜか投資で損する人の6つの理由」(青春出版 2013/7/15 第1刷)

「相場は実態三分、心理七分」のタイトル名はこの本の冒頭「はじめに」に掲載している。p.5 行動経済学とは、心理学と経済学が融合した学問。
そうか、相場の動きの要因の7割は人の心か? そうなると、アルゴリズム、コンピュータによる高頻度取引HFT(Hight Frequency Trading)は残りの3割を占める訳か??今年の2月の暴落は、このHFTが関係しているので「心理七分」は、もっと少ないだろう。

難平(ナンピン)については、メリット・デメリット双方を記述している。
メリットは、投資資金を分散させて「一度にたくさん買わない」「下落した場合は少しずつ買おう」当初から購入する機会を分けて投資するのは、リスクを分散させることからもいい方法であると言えます。p.83
全く、まっとうな説明。

2月・10月の暴落時の資金流入は先月比でプラスとの記事を見たが、上の観点で増資したことになる。

一方、「サンクコストの過大視」で説明し、ナンピン防止のための具体例は「ナンピン厳禁」・「休むも相場」をPCの前に貼っておくそうだ。 p.79

結局、個人投資家のナンピンは自己責任でしなさい、との事だろう。

取り立てて目新し内容は無かった。

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