日経 2018/12/28に「年金に潜む依存効果|がある。
高齢者で「基礎年金と報酬比例年金」を給付されている会社員や公務員の人は70歳代前半まで働く人が2割に対し、基礎年金のみの自営業や自由業の皆さんは7割近い、とある。
コラムニストは、何か勘違いしている。
基礎年金の6万円では生活ができないから体が壊れるまで働かざるを得ないのである。社会に貢献したいのではない。この点は各種データにも明確に出ている。実際、当方の周りには、痛い足を引きずりながら仕事をしているなど、生活費を得るために仕事をしており、健康寿命まで働きたい人は、一人もいない。年金がそれなりにあれば、老後くらいはゆっくり旅行でもしながら生活したいのが人情である。
元会社員や元公務員は、高齢になって働かないのは「年金に依存している」と批判しているが、現役時代はそれなりの高額な年金を納めている。日経のコラムニストは、博識かと思ったが、基本的な情報も持たずに記事を書いていることがわかった。
書くべき内容は、政府の年金制度の曖昧さ、を追求すべき。受給者への批判は、お門違いだ 。