GPIF が14兆円溶けたって大したことはない。

「~相当国内の高齢化世帯の行き先に暗澹(あんたん)たるものを感じさせることになり始めています。」
  今市太郎氏は年金の原資について知らない様だ。有料メルマガ「今市太郎の戦略的FX投資」を発行している人物であるが、 こと年金に関しては「無知」をさらけ出している。あるいは、印象操作の達人か?https://togetter.com/li/1395495   MoneyVoice語句の響きは好印象だが、全く信用できない情報先である。客観的な視点を持ちたい。 年金の原資は2割が税金、7割が保険料、1割が運用資産である。(田村正之「人生100年時代の年金戦略」p.87 及び 日経新聞 2018/1/24)
          (厚労省のサイトと日経新聞 2018/1/24) 運用資産は2018年3月末で156兆円(同書 p.81)で14兆円は10%以下の金額である。
世界的に株価が下がったのでそれに伴ってGPIF運用資産の50%を国内外株が占めているので当然の結果。
昨年の10月頃は、株価上昇で含み益が相当あったはず。この点も述べないと、この記事GPIFの悪口で終わってしまう。バランスを欠き不釣り合い。多分、GPIFの業績を下調べもせず、書いているのだろう。

過去のブログで登場した岩澤誠一郎氏(モーニングプラス 2018/12/27放送)の「運用利回り」を再掲しなくても、ネット検索すれば、簡単に指摘した金額以上の含み益があったことがわかる。 世界経済(株価)は、乱高下があっても、長い目で見れば上昇している。一時の急落にこんな記事をネットに掲載するとは、この筆者、相当な経済・年金金音痴らしい。こんなレベルでFX情報を流しているとは……。驚く。            (GPIFのサイト)     団塊世代も後30年もすれば減少するし、定年が70歳まで延びれば賦課方式の保険料を納める人数も相対的に増加する。
 ということで、年金は減額があっても破綻しないだろう。原資の7割を占める保険料徴収が困難な状況が来るかもしれないが、その前に、日本経済が崩壊するので、日本国その物が無くなるかも。随分昔に流行した日本沈没か?  この記事、GPIF運用の実情を無視した、FX投資家のコラム。

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