期待して視聴したが、下記のとおりで突っ込んだ説明なし。過去の番組と同じ内容だった。
繰り下げした場合の増額だけが強調されていた。額面だけの数値は、魅力的だが…。
年金額が多くなれば、それに伴って公租公課(所得税・住民税・国民健康保険・介護保険など)が増加する。更に、医療費の1割負担から2割に増額になる恐れがあるが、番組ではこれらを全く説明していない。70歳まで繰り下げた場合、額面は42%増でも、手取りは23~26%程度である。あと、遺族年金は、65歳の厚生年金の75%で、繰り下げの額面に連動しない。
額面だけの説明では、年金についてあまり知らない方は誤解をする危険性がある。
番組のテーマは「繰り下げ」だが、具体の方法は無し。
1、繰り下げは基礎・厚生を別々にすることも可能だが、全く触れていない。
2、専業主婦の年金額は少ないので主婦の基礎年金のみ繰下げる方法(120万円だと課税なし)
当然、厚生年金に付随する「加給年金」が支給されないデメリットも無し。
仕事があり生活費に余裕があれば、繰り下げも検討に値するが、70歳過ぎ、健康寿命までカウントダウンを考えると、無理して繰り下げは必要なし。
YouTubeには、いつの放映か分からないが「日経モーニングプラス」の動画がある。
「年金の繰り下げはお得か」、こちらは、デメリットを3点挙げている。その点、今回のプラス10より内容が充実している。
ということで、当方の予定の再掲は
1、本人の基礎年金のみ繰り下げる。
2、厚生年金は受給し、妻の「加給年金」を申請する。
3、年金額の少ない妻の年金はMax、70歳まで繰り下げる。(専業主婦だったため)
机上論では、これで生活が可能か。