第2次世界大戦後の最長の経済成長と言うけれど…
安倍首相や与党は、繰返し「戦後最長の経済成長」を述べるが、市井はピンとこない。
寺島実郎氏がサンデーモーニング(2019/03/24放映)でこの点について述べていた。
経済成長を3つの部分(セクター)で見ると、家庭セクターが落ち込んでいる、とのこと。
可処分所得を1997年(H9)と昨年(?)を比較すると、50.4万円減収になっている。データの出典は聞き漏らしたが、黒板を使っての説明は画像のとおり。要するに所得が上がらず、逆に減収となっている。これでは、GDPの主要な部分となる個人消費が伸びない訳だ。
年間50万円は月額4万円以上となる。これは、痛い。加給年金を遥か超すお金が……。「つみたてNISAの年間40万円の枠」がそっくり無し。
この数値、どのように算出したのだろう。アルバイトの時給は、人手不足で高くなっている。また、派遣社員を増やし、正社員が減少し、結果として、所得が減少しているのだろか?
【追記】こちらのデータ(平均給与額)の様です。
そういえば、当方のフランスへの赴任時、4人家族ビジネスクラスのチケットでヨーロッパへ行けていたが、いつ頃からだろう、エコノミーとなった。この対応、寂しい。