IMF氏のデータはこれかな? 平均給与額の減少
朝倉智也氏「ものぐさ投資術」PHP研究所 2016/6/1 第1版第1刷発行
朝倉氏の上記の本を読んでいると、平均給与額の推移 が出てきた。p.48
1998年が419万円で2014年が361万円、その差額58万円。給与は年代を追って下がっていることが分かる。
出所は総務省統計局「民間給与実態統計調査」
給与がこんなに下がれば、購買意欲が上がるわけない。月平均5万円少なかったら、家計を預かる主婦は、日々の買い物が大変だろう。
このグラフを見れば、確かに寺島実郎氏の指摘したように「経済の成長や生活の豊かさ」は実感できない。
アベノミクスの恩恵を受けたのは、内部留保が大きくなった企業と株価の上昇による一部の高額所得者だけだろう。(億り人 316万人)一般庶民はグラフのとおり給料が増えないので共稼ぎを余儀なくされ、高齢者も働かざるを得ない訳だ。
日本の経済的成長はIMFが予想するとおり、ここ数年期待できない訳だから、近隣諸国と仲良くするしか生き残る方法はいだろう。
中国かインドの翼下に入るしか日本国の存続はないのだろうか??