税金を払わない巨大企業(富岡幸雄)を批判する人がいるが…
富岡幸雄「税金を払わない巨大企業」文藝春秋 2014(平成26年)9/20 第1刷発行
この本で大企業の実名入り・納税額を書いている。
三井住友グループは実行負担率はたったの、0.002% (納税率)で納税額300万円也。p.27 中央大学の研究紀要として学術論文でも公表している。
また、消費税にも反対している。税の公平性の原理にそって大企業からも節税・減税・滅税をせず、徴収すれば消費税は不要らしい。
これに対し、Webで批判的述べている方もいるが、富岡氏の主張と類似した本はいくらでもある、少し紹介すると、
1、三木義一「日本の税金 第3版」岩波新書 2018/09/20 第3版第1刷発行
三木氏は「第2章 法人税 税率引き下げ競争の行く末」で企業の恵まれた節税優遇が記述されている。p.66
(例)三菱UFJ銀行 2011年3月期に10年ぶりに法人税を納付したが、その間、欠損金の繰越控除で法人税を払っていなかったのである。p.68
10年間も納税なし、天下の三菱UFJ銀行、大学生の就職先に大人気の銀行、この間の行員の給料は?? 頭取などは超高額だったはず。行員の給料を国が負担したような状態になっていた。ふざけるな!!
「第3章 消費税 市民の錯覚が支えてきた?」p.95~
2、菊池英博「日本を滅ぼす消費税増税」講談社 2012/11/20 第1刷発行、書名からして消費税の不合理性がわかる。
3、朝日新聞経済部「ルポ 税金地獄」文藝春秋 2017(29年)3/20 第1刷発行
プロローグで「富裕層や大企業には税金を逃れるための様々な抜け道があるのに、サラリーマンや非正規労働者には逃げ道が少なく、増え続ける負担に押しつぶされかねない状況にある」p.5
USAと比較して弱者に冷たい日本、一向に社会保障問題が解決しない。消費税法案に賛成した民主党・自由民主党・公明党の国会議員を選出した選挙民がバカだったか。
あるいは、マスコミの「消費税ありき」の広報活動が秀でており、すっかり国民は騙されたか??
一般庶民は、重税に苦しんでいるのに大企業ほど会計士・税理士・弁護士、お抱えライター、更には潤沢な政治資金などで国会議員を操作し税の優遇・税金逃れをしている。