日経新聞を参考に月額27万円の生活を目標に設定しているが、優に3万円超えている。改善策を検討しているなかで、下記のWeb情報が目に付いた。
以前、紹介したマネーポストWebでは、シニア世代の「並みの中の並み」というデータがある。条件は、都内在住の65歳の夫(高卒で民間企業に就職)と専業主婦。
家のローンは完済、子供二人はそれぞれ独立して家庭持ち、孫への出費有り。
「すべてにおいて日本のシニアの平均値の65歳男性 そのお金事情は」
2019年8月12日の記事
各種の調査・白書を参考に(同い年のため加給年金は無し)
1、夫の厚生年金は 14万5508円 週刊ダイヤモンドは40万円
2、妻の国民年金は 5万6731円
3、毎月の総支出は 25万555円、不足額の約5万円は貯蓄から引き出し。
【支出の内容】
4、食費は7万922円、光熱費 2万2063円、通信費 8968円、
新聞・本 3853円、衣服・履物代 7374円、理美容 2943円
保険医療費 1万5099円、
5、年間
入院費 16万4945円、通院費 16万8832円 薬代 8万3863円
この設定、イロイロなデータをくっつけた様で、細かく見ると矛盾があちこちにある。
まず、都内の自宅持ちと夫の年金額(厚生+基礎年金)のアンバランスがおかしい。子育て時代の家族構成は4人だから、ワンルームではないだろう。となると、家もそれなりの広さがあるはず。自分の稼いだお金で購入したとなると、当時の収入はそれ相当だったと推測するが、その割には年金額が低く、当方の予想年金額よりはるかに少ない。
親の遺産が〇千万円入り、頭金にしたかな?? でもこの仮定は遺産額が「並みの中の並み」から外れる。高齢者の94.2%が持ち家のデータを採用したのだろう。(総務省統計局「家計調査年報 Ⅰ家計収支編 平成29年」p.30の表Ⅱ-1-1世帯主の年齢階級別家計支出-2017-より)
妻と2人暮らしの山田氏の貯蓄額2248万円があれば、年金収入と貯蓄でどうにか暮らしていけそうだ。
これも、現実離れの設定。高卒で一馬力で東京都内の家のローンを返済して尚且つ、2000万円以上の貯蓄があるとは、あり得ない!! 更に二人の子供の教育費を払えばそのような余裕資金は無いはず。義務教育止まりは不自然。当家は、筒いっぱい奨学金を利用し、今も返済している。なぜ、このような設定になるのだろう。不思議だ!!
都内で25万円で生活できるとのこと、これもまた不思議だ、あり得ない。物価の安い地方に住んでいる当方の毎月の総支出は約30万円となっている。違いは、マイカーを持っているか否か。
田舎は車が必需品、この維持費がそれなりにかかる。手放せば、月3~5万円削減できそうだが、行動範囲はぐっと狭くなる。
また、リタイア者に多いと推測する「旅・観光」が計上されていない。旅行は時間にゆとりのあるリタイヤ者の特権でもあるが、都内暮らしのため、近場で過ごしているのだろうか?
しかし、繰り返しになるが、都内で25万円で生活できるとなると、物価の安い当地では、もっと少なくて済むはずだが…、そうなっていない。贅沢をしている訳ではないが、何が原因だろう??
よし、明日からビールを発泡酒にウィスキーを焼酎にワインをどぶろくにしよう!!