年金シニアプラン総合研究機構理事長のズレた指摘

理事長 高山憲之氏の日経新聞の記事である。(2020/04/29)詳細はオリジナルで確認されたし。
70歳現役社会 阻む年金の壁 
働き方・所得項目に中立的に

記事から抜粋、「ただ現行制度の下では、在職に伴う年金減額分は繰り下げの対象とはなっていない。全額支給停止の場合、繰り下げに伴う増加分はゼロとなる。この措置を知らずに働き続ける人も多い。この措置に伴うペナルティーは相当大きい。例えば~(以下略)」

ここのケース1だが、

70歳になるまで月収相当で57万円(例えば月給44万円、年間ボーナス156万円)

えええ! と驚いてしまった。年間684万円の収入、こんな前期高齢者実際何パーセントいるのか?機構の名称からして、シニアの各種データを持ち合わせていると思われるが、約700万円もあれば、現役世代と遜色なし。年金そのものが不要だろう。もっとも、収入が47万円を超えているので、年金はカットとなる。各種のデータによれば、65歳以上で年金カットの該当者は極極少数なはずだが……。田村正之氏の例の本では、該当者は1%とのこと。(「人生100年時代の年金戦略p.137)年金受給者の99%は無縁な設定となっている。

あと、「公的年金60歳から満額受給できる人は少なくない(特に女性の場合)。

ホントかよ、この制度知らなかった。公的年金が60歳から繰り上げでなく、満額受給とは??知っていれば受給したのに、この記事の該当者 羨ましい!!

今回の記事、高収入の方のみ参考になる内容だ。

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