【備忘録】
現役時代は時間も資本も余裕がなく全く無関心だったが、定年退職し少し時間的余裕ができたので皆さんと同様、投資に興味を持った。退職金をもらった時は、利息の良い定期を何回か渡り、それなりにゲットできた。現在は、利息 0.7%(100万円まで)の定期も利用している。
定年後の人生の過ごし方、本屋へ行けばこの種の指南書が山積している。公立図書館も同様。
さて、当方の狭い書斎にもそれなりの本が各種ある。
資産運用・年金関連は
山崎元・井戸美枝・大江英樹・竹川美奈子・横山光昭・萩原博子の各種著書、その他
水瀬ケンイチ「お金は寝かせて増やしなさい」フォレスト出版株式会社、2017年12月18日
NightWalker「世界一ラクなお金の増やし方」ぱる出版、2018年6月7日
朝倉智也「ETFはこの7本を買いなさい」ダイヤモンド社、2017年6月21日
津田倫男「老後に本当はいくら必要か」祥伝社、2010年2月10日発行
田村正之「人生 100年時代の年金戦略」日本経済新聞出版社、2018年11月21日 1版1刷
中野晴啓「投資信託はこうして買いなさい」ダイヤモンド社、2015年1月28日 第5刷発行
鈴木亮「株はよみがえった」日本経済新聞出版社、2015年10月15日 1版1刷
澤上篤人「10年先を読む長期投資」朝日新聞出版、2008年6月20日第6刷発行
邱永漢「株が本命」実業之日本社、1988年8月30日 3版発行
これらの書を参考に、ネット証券のみ(SBIと楽天)で虎の子の退職金の一部を使ってみた。情報源は本以外に、日経新聞とBSテレ東のモーサテ・モープラFT・WBSの経済番組、投資ブロガーの記事・Twitter。
NISAとつみたてNISAをメインに利用する。
【結果】
現時点の結果として(2021年4月)
①インデックス投資信託は夫婦合計で30%のプラスとなった。
②コロナ禍のときは、上記とは逆に30%ほどのマイナスだったが、売却せず保持したのが好結果となった。
②2021年3月のコロナ禍の下落の時、一括購入したのが大きかった。
③奥方は、ETF Maxis米株 S&P500(2558)をNISA枠一杯購入したのがGoodチョイス。
④個別銘柄で配当を狙った日産やJTは軒並みマイナスが続く。イオンのみプラスとなっている。
不労所得がそれなりに有るが、これが正常かどうか、素人は全く分からない。
バルブと指摘する経済アナリストもいるので、バルブが弾けたら一気にマイナスに急降下するだろう。
しかし、120万円で購入したETFが1年以内で利益が40~50万円もあった。定期の利息と比較してこの金額に驚く。この金額と似た0.7%の定期預金(100万円)の利息は、20%強引かれて5578円、二桁違う。
資産家がもっとまとまった金額を投資すると、濡れ手に粟で笑いが止まらないだろうね。
生活に支障の無い範囲の投資のため、次の急落時に押し目買いを狙っている。
奥方の口座はSBI証券から楽天証券へ移動する関係で利益確定で売却し、新車購入の原資にした。
NISA枠のため、利益に所得税は無く、確定申告も不要。
【6年間の結果と今後】
水瀬ケンイチ氏のバイホールドの果実をゲットすることができた。
高齢者は個別銘柄よりインデックスファンドで地道に投資し3%を目指す方がベターだろう。そうすれば今回の様に想定外の小遣いが増えるチャンスもある。欲を出さず、老後の生活費ではなく、趣味の範囲以内で投資をするとストレスも少ない。
今後の予定、投資信託は世界経済の波に乗るため全世界株式のインデックスやGPIFに習ってバランス投信を継続運用。年金は夫婦合計Max 400万円 月額約33万円(夫:280万円 妻:120万円)の予想でこれ以上はムリ。
※夫の年金は、「基礎年金」の繰り下げと60歳以降も厚生年金保険料を納めている関係でその分和歌山県の試算より高くなっている。この二つがなければ、大学時代は基礎年金の未納(国民年金)があり235万円となる。本県の公務員給料は全国でワーストクラスだからその分保険料も少なく、管理職を16年勤めても、和歌山県の事務職や小学校教諭より低くなっている。これが現実。
なお、朝日新聞デジタル版では、
厚生年金(基礎年金も含む)の平均月額は60歳代後半が約15万円(年金180万円)、80台後半は約17万円(年金204万円)この17万円がもっとも多いと述べている。男女区別無しの年金額のため、男性はもう少し多く、女性は少ないと推測する。
クルーズ旅など夢のまた夢になるが、プチ就農で清貧生活をすれば何とか暮らせるだろう。大地震や介護・痴呆症になれば想定外の老後が待っている。どうなるでしょうね??