投信の各種の本では、皆さん「長期保有」を主張している。「10年・20年と保有すると投信のメリットが生かされる。」とのこと。
では、実際はどうなんだろうか。
日本人の場合は、2008年9月の4.5年を除けば、2013年12月(1.7年)、2014年12月(2.2年)、2015年12月(2.6年)と3年も保持していないことがわかる。但し、2016年(3.2年)(日経新聞 2018/1/11付)と、若干長くなっているがNISAの5年間には及ばす。
本の情報を鵜呑みにして、皆さん10年・15年と持っていると思ったが、全くの予想外。なんか、年金の「繰下げ」の実態を知った時と似た、驚き。
一方、投信の先進国である米国では、上記の期間でも平均4.6年とある。
また、企業へのアンケートで「主要事業の5年後の見通しは?」で、7割超が「否定」していた(日経新聞 H29/10/19付け)、5年以上の予想は難しいらしい。更に、10年後まで見通すと8割超に達した。
年始の特番で今年の経済状況をエコノミスト・各証券会社などが予想しているが、てんでんバラバラ、何を信じてやって良いのやら。(BS7 日経プラス等)
まあ、水瀬ケンイチ氏のとおり、えい!と世界経済を信じて、全世界株式インデックスファンドを購入して、後は「野となれ山となれ」、「寝て暮らす」のがベストかな。預貯金よりましだろう。2018年はプラス3%の予想となっている。(日経新聞2018/1/11付け)