舌を噛みそうな、フィデューシャリー・デューティー(Fiduciary Duty)

日本語に訳すと「顧客本位の業務運営」となる。(日経新聞 H29/08/02付け)

片仮名は舌を噛みそうなので、略してFDと記す。手元の本でこのFDが頻発するのは、橋本卓典氏の「捨てられる銀行2 非産運用」(株)講談社 2017年4月20日 第一刷、同年5月18日には第四刷発行となっている。1ヶ月以内に4刷りの増版で、多数の方が手に取られた本である。

強引に教育界に当てはめると、「児童生徒中心」の語句が近いだろうか。

金融庁のこの方針の結果、「つみたてNISA」の商品が100個以上も出来た。全投資信託数から比べると極少数となるが、選択する側は悩ましい。これら通常の「NIISA」でもOKである。NISA枠で購入するとなると、日本株は2年後の2020年前にピークが過ぎて暴落するとの指摘が多いので、やっぱり「先進国・新興国・全世界」からの選択がベターなのだろう。

一方、アクティブファンドの手数料の高い「ひふみプラス」は好成績なので昨年同様入れたいと思うが、どうしよう。アロケーション(資産の割合)は煮詰まったが、夫婦240万円の枠に具体の商品選びでまたまた、悩んでしまう。取り合えず、毎週の少額積立で時間稼ぎをしようか。

さて、基本はインデックスを選択するわけだが、各カテゴリに複数の銘柄が有る。例えば、

1_MSCI World Index(MSCIコクサイ指数)は14本ある。(日経新聞 2017/10/4付け)

2_MSCI ACWI Indexは4本。

3_MSCI Emerging Makets Indexは8本。

他の指数の銘柄もある、これらからの選択、どうすればいいのか?

お助けは、朝倉智也氏の「ETFはこの7本を買いなさいp.32である。アクティブとインデックスで

—– インデックスファンドを選ぶのは非常に簡単です。運用会社が違っても原則として運用成績に大きな差はつかないため、主にコストを比較すれば済むからです。 —-

そうか、最後はやっぱりサイコロでOKだね。でもそうすると、モーニングスターの定量評価「★」は価値が薄れる??

まあ、いいっか。

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