配偶者は専業主婦(無職)で扶養家族となっている。
前期高齢者の夫婦二人暮らし。
現在、会社勤務のため社会保険を納めている。健康保険は年間で10万円程(月額 8555円)、退職して任意継続すれば倍額の20万円(月額 1万7119円)となる。家内は扶養のため保険料なし上記の額のみ。
会社退職による国保料の金額だが市役所に確認したところ、概算の条件だが国民健康保険には「扶養」が無いので個別に納めた二人の合計金額となる。
①国保にすると、34万円となる。(月額 2万8550円)
②所得が年金のみ(合算 420万円)となった場合は、30万円となる。(月額 2万2700円)
この差額は大きい。最大年間20万円違う。5年間で100万円。
後期高齢者になる75歳の直前まで会社勤務で扶養のメリットを享受するか。
とてもそこまで体がもたない。
ベターな選択は、73歳まで勤務し74歳の1年間は任意継続の20万円払うか?。
【追記:R6/02/20】現在、任意継続の2年縛りがなくなった。73歳で退職すると、74歳は任意継続を選択。75歳からは後期高齢者医療となりそちらの制度に強制的加入となる。家内とはここで一旦お別れ。彼女は国保加入となる。
夫婦の後期高齢者医療保険料は下記のとおり(R6/04/20:市役所での確認)
➀ 夫の年金 額面 300万円 で 7万7000円
➁ 妻の年金 〃 120万円 で 2万7000円
合計 10万4000円
夫が74歳まで働き給与と年金(合計500万円)があると75歳には23万となる。(前年の所得で計算)
従って、保険料の条件では73歳退職が有利となる。なおこれに介護保険料が倍近く納める必要がある。高齢者にも容赦なく医療・介護保険の負荷が襲ってくる。
人事労務の基礎知識:社会保険とはこんな仕組み!国民健康保険との違いや、切り替え方法を解説