老後に必要なお金

最近、やたら書名の長い本が目に付く。
投資デビューしたい人のための 資産運用のはじめ方がよ~くわかる本前田通孝 (株)秀和システム 2017年4月1日

上記本のp.174から「老後の収支シュミレーション」で、60歳から90歳の30年間で

1、生活費の平均は月26万円←総務省家計調査(2015年)
2、イベント費は1000万円 ←総務省家計調査(2015年)
3、夫婦の医療費は750万円←厚生労働省発表の平均値から計算(2014年度)

イベント費とは、旅行・高額商品の購入、子への援助などの特別な出費、医療費は自己負担分となっている。

年金は、厚生労働省発表の2017年度で、

1、公的年金のモデル金額22万円(夫の厚生年金+妻の国民年金)

介護保険・所得税など15%程引かれて、手取りは18万7千円か?。

結果、
① 生活費 →9360万円(25年間とすると、7800万円)
② イベント費 →1000万円
③ 医療費   →750万円

④合計 1億1,110万円(25年間で9550万円)

収入
①公的年金 →6600万円(65歳からの25年間、22万×12ヶ月×30年)

赤字は4510万円也。

支出は30年間で収入(年金)は、25年間で計算している、ちぐはぐなので、収支を同じ年数の25年間で再計算すると、生活費は(7800万円)の数字となる。そうすると、9550万円で赤字は 2950万円となる。約3000万円の不足で貯蓄などの取り崩しとなる。

さて、年金の手取りは20万円を割っているので、実際は3000万円を超える金額となる。どうやって準備するか?夫婦共稼ぎの場合は、退職金で賄え、更に年金もぐっと多くなる。

そうでない場合は、生活費を落とすしかないでしょう。年金の手取り額と同額の19万円とし、旅行も控える。可能な限り働く。19万円までダイエットした場合、5700万円+1750万で合計7450万円。差額が850万円。

また、ダイエットできず、65歳以降も働き70歳まで収支がトントンだった場合、70歳から90歳の生活費は、6240万円(26万×12ヶ月×20年)+1750万の合計7990万円、で年金が5280万円(22万×12ヶ月×20年)となる。差額は2710万円也。やっぱり、生活費を収入に応じたダイエットをしないと年金だけでは生活できない。

でも、夫婦19万円の生活費は絶対出来ない。ビールもウィスキーも飲めなくなってしまう。 ♬おら、そんなのイヤだ! ♬

加給年金に関係のない基礎年金を70歳まで繰下げ加給年年金は厚生年金に加給される)、夫婦合計年金30万となると、合計7200万円(30万×12ヶ月×25年)で差額はやっと1千万円を切る。

机上論、結果はどうなんでしょうね。

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