高齢者無職二人以上の世帯の世帯主の平均年齢73.8歳のデータである。
月間平均収支
1、収入は23万円9千円 (内訳 年金20万、その他3万9千円)
2、支出は27万3千円 (内訳 消費支出 24万3千円、公租公課3万円)
3、差額 3万4千円
4、年間の赤字 約41万円
5、生涯の赤字 約820万円(男性の平均余命を20年として計算)
結論:最低でも1千万円は必要。ただし、この金額は家のメンテナンス・旅行代などは含まず、基本的な生活費のみとなっている。持ち家・賃貸の違いでも金額が相当違ってくるはず。また、物価の高い首都圏と地方では更に違ってくるはず。これらの諸条件をまったく加味しないこの金額は、荻原博子氏とほぼ同額、基本的に「総務省 全国消費実態調査」をベースにしているためだろう。持ち家で田舎暮らしはもっと少なくなるはずと踏んでいる。
では、貯蓄は
1、平均2400万円
2、ただし、38%は、1000万円未満
3、更に、 22%は、500万円未満
4、結局 40%の人が貯蓄額を釣り上げている。
この記事の結論は、「個人の自助努力すべし」でその手本は米国労働省とのこと。
米国に倣って「資産運用」をすべしとの内容だった。
日経の「大機小機」の記事で「待ったなしの退職資産形成」(H30/04/04
付き)より