中国がGDPで世界2位になったのは、いつだったか忘れたが、森永卓郎氏が指摘していた件の裏付けを否応なしに見ることになった。
「経済成長を追い風に、国際的地位を高めていく中国。残念ながら、私は日本に勝ち目はないと考えています。」
(「経済ニュース 見方を変えればこんなに儲かる」青春出版 2013/03/15 第1刷 p.31)
「アジア1位の座は中国に譲り、日本は2位としての生き方を模索すべき!」 (同書 p.33)
国土の広さ・鉱物資源の多さ・人口は14倍、何をとっても日本よりスケールが違い過ぎる。
更に、「米帰り、中国実業界に新風」(日経 2018/05/19付き)によれば、海外留学から帰国して中国で頭角を現した実態記事。特にその帰国したエリートの人数に驚愕する。
「2017年に帰国した48万人の留学生のうち23万人が修士・博士課程の修了者だ。」
日本の共通一次志願者数より、若干少ないが四捨五入すると50万人、この調子で行けば10年間で500万人にもなる。
こりゃ、日本は負けるはず。
日経の記事データの出典は明記されていないので、確認はできないが、ここは天下の日経を信じよう。
ちなみに、日米教育委員会のWebによれば、過去は確かに日本人は多かったが、現在は、約1万8千人、
その内、学部が48.4%/大学院 15.8%/学位を取得していない 28.1%。(2016-17の期間)
http://www.fulbright.jp/study/index.html
アメリカにおける留学生の統計
http://www.fulbright.jp/study/directory/basic.html
単純に、18000人に0.158を掛けると、なんと 2844人。このうち何人日本に帰国するか分からないが、23万人を2844人で除すると80倍。
数字だけ見ても、まったく太刀打ちできない。物量ならぬ、頭脳量に完敗!!
野球に例えると、早起き野球とプロ野球の試合か?、あるいは中学生とプロとの試合に匹敵か?