本日、年金生活の記事について2つ、目に留まった。
一つは、週刊現代と日経新聞の記事である。
例が幾つか記載されているが、平均的な数字かどうか気になった。
【その1】週刊現代 平成27年8月8日号 (発売は7月29日)
「70過ぎたら、おカネがどんどんでていく」 p.180から185
埼玉県在住 72歳の男性(大卒 中小の機械部品メーカーの経理 勤続40年)
60歳の定年後も再雇用で68歳まで勤務。
【現在の収入】
年金のみで、約23万円弱(基礎年金と厚生年金の合計)
60歳の定年退職金は、900万円
68歳の時点での預貯金は、2000万円
【その2】日経新聞 平成27年7月29日(水)
「55歳で考える老後資金」
50代の金融資産は、1世帯当たり平均 1124万円(金融広報中央委員会)
退職金 2156万円(大卒 勤続35年以上)
リタイア世帯の平均月収 20万73437円(夫65歳以上、妻60歳以上)
月の支出 26万8907円
毎月の赤字 6万円
【感想】
(その1)では、現在72歳の大卒で中小の企業で、退職金や68歳まで再雇用とは、これ、平均的な中小企業だろうか。ちょっと眉唾かな?
(その2)貯蓄が1千万円以上あるのは、教育費や家のローン支払いを加味すると、「素晴らしい」、多分共稼ぎだったのだろう。でも、年金が20万円だとすると、現役時代からそれなりの所得があった訳だ。妻が65歳になると、ひょっとすると同様な年金となり、悠々自適な生活ができそう。
でも、退職金の約2千万円は、年金から想像するに低いように思われる。
【当方の推測】
1、61歳から65歳まで、年金 月約14万円弱(特別老齢厚生年金+特別退職共済年金 年間約168万円)
※毎月の赤字 約13万円(毎月の支出 約27万円との差額)
2、65歳以降 年金 月約21万円 (年間254万円)
※毎月の赤字 約6万円(毎月の支出 約27万円との差額)
上の赤字の金額に平均余命年数を掛けると、完全な老後破産となる。どうしよう。
この年になると、月13万円以上のバイトもないし。お先真っ暗!!
配偶者加給とかみさんの65歳からの年金を期待するしかない。
何でこんな状態になるのだろう。他の皆さんはどのようにしているのだろう。