「地震・川内原発」をキーワードに検索をすると、その多さに驚く。その中の一つ、産経の書込み。
産経の記事は、右翼新聞の面目躍如、結構過激ですね。文筆で生活してい新聞記者として、もっと違う表現はできないものだろうか。目先の事しか考えていないことがよくわかる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160421-00000001-san-l43
大前提として、今回の地震で川内原発に、安全上の問題は生じていない。
鹿児島県内の断層だけでなく、今回の震源である布田川・日奈久断層帯での地震も想定した上で、この基準地震動が定められた。原発施設はこの数値に耐えられる設計となっている。
と主張しているが、問題が発生してからでは遅いでしょう。気象庁は想定外の地震発生と説明している。想定外だから、「巨大な直下型が発生しない」なんて、誰も保証できない。原発を一旦停止するのは、言わば、保険と解釈できるが、この記者そんな余裕は持っていないようだ。原発安全の神話が福島で1回の地震で「夢物語」となったことを忘れている。
また、
川内原発は、福島の事故を教訓にした新たな規制基準に合格し、再稼働した。
あるいは、復旧コストは数百億円規模に膨らむ可能性がある。
等と主張している。日経新聞によれば、新規制基準は、やっと欧米のレベルに追いついたとあった。決して、世界一の安全性ではないようだ。
日本が地震大国であることの認識不足か、無視しているのだろう。下記のような地震が川内原発周辺に起きる可能性が「零」と願いたいが、この不安は払拭できない。地震学者が「日本では、いつ・どこでも・熊本地震規模が発生してもおかしくない」と述べていましたね。福島原発、その解決の費用、上の復旧コストと桁が違うし、解決する期間もあるようでないような、50年100年の先か...。多分この記者は、自動車の任意保険・生命保険・火災保険、当然、地震保険には未加入でしょうね。
欧米から見ると、収束の見えない直下型の活断層に近い川内原発を稼働させている現状に疑問符があるかもヨ。
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