「みるみる」わかる の言葉に購入した本のレベルの高さ。

| コメント(0)

初学者の弱点 (交流回路のベクトル表示と絶対値の関係)

手元に「第一種電気工事士 みるみる わかる 筆記+技能テキスト」(電気書院)がある。初学者用の本と思ったが.........。
電験受験で有名な不動弘幸先生によれば、初学者が最初に理解に悩む箇所が「交流回路の電圧・電流ベクトル」とのこと。
電気数学をやっていない者にとって、本からの独学は分かり辛い。

交流回路_H27_0531.jpg

「ゼロからはじめる電験三種」p.83より

「みるみる」の初めの方に「交流回路の電流」を求める内容があった。(p.35)

問題_p35_9.jpg 解答_p35_9.jpg

右が模範解答である。複素数表示は分かるとして、電流の絶対値表示までの過程が飛んでいる。この当たりが 「」(ゆえに)でくくられているが、ここが理解できない。分母の有理化をしようとしたが、何のことはない。インピーダンスを求める数字を機械的に挿入すれば良いわけだ。電気の専門家に聞くと、この表記が分かり易いとのこと。「∴だから、基本中の基本項目になるのでしょう。この「みるみる」本、電気数学を理解してから読みなさい、とのことでしょうね。山は高そう。早々にリタイヤしようか。

コメントする

このブログ記事について

このページは、webmasterが2015年5月31日 04:50に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「昨年度の資格一覧(6種類ゲット)」です。

次のブログ記事は「5月の利用データ量 (Nexus7のSIMフリー、モバイルデータ)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。