馬養雅子氏(ファイナンシャル・プランナー)の記事である。
日経ムック「ETF(上場投資信託)まるわかり!徹底研究 2017」p.60-61
リタイア世代のポートフォリオとして、毎月分配型を積極的に薦めいている点である。
山崎元氏・横山光昭氏は各著書で吉井宗裕氏は新聞で(日経新聞 H29/1/7付)、毎月分配型に否定的だが、逆に馬養氏は、お薦めの投資信託となっている。
横山氏は、「アイデア勝ちのクズ商品」とバッサリ切っている。「はじめての人のための、3000円投資生活」 ((株)アスコム p.190 発行:2016年10月27日 第17刷)
尾藤 峰男氏も辛口コメントを述べている。日経マネーDIGITAL 第48回:高齢者世代の運用は、正しい運用になっていない(2014/11/9)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20141109/423544/?ST=mon
「高齢者が買う投資信託はほとんどが毎月分配型と言われるくらい、年金代わりに多くの高齢者が積極的に利用していいます。(一部省略) 大いに疑問を持たざるを得ません。(一部省略) 金融資産を取り崩すか、もしくは大きな損失を被って金融資産を減らすことになってしまいます。」
週間ダイヤモンドもしかり。2016/11/26 p.52 いまだ人気毎月分配型の功罪の見出しで
「本誌は、過去に何度も「毎月分配型のわな」などとして、当時のブロソブをはじめ、元本を取り崩しながら分配金を支払っている投信が多いことを指摘し、折に触れて注意を促してきた。」
窪田真之 氏はマネー研究所で 非合理な「毎月分配型」 あえて選ぶ人へ 2016/12/6 とした記事で毎月分配型を選択する理由を2つ挙げている。基本はタイトル名の通り、毎月分配型は No! である。
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO10286770V01C16A2000000?channel=DF280120166569&n_cid=LMNST011
日経ムックの編集者の意図は何だろう。運用期間の短い高齢者向けに毎月分配型を薦める理由が分からない。証券コード:1677(上場インデックスファンド海外債券(Citi WGBI)は特別なファンドだろうか。ポートフォリオの50%を占めている。
購入は、圧倒的に「毎月分配型」が多い。
12月の投信の人気ファンドは(H28/12)、SBI証券の H29/01/11付けでweb公開資料
https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/top.do?
Best5まで表示しているが、全て毎月分配型と毎月決算型となっている。
毎月分配型と毎月決算型はどうちがうのか。Yahoo知恵袋によると、「同じ意味」との回答だった。要するに、「毎月分配型」となる。
今朝の日経新聞では、毎月分配型の運用難の記事(H29/1/11付)を掲載している。
ちなみに、日経新聞記事で疑問に思ったことは、
日経新聞 H29/1/7付には、「投資信託の純資産総額ランキング」表があるが、但し書きで「上場投資信託(ETF)などを除く」とある。
H29/1/11付には、「分配金を下げた投信は2年連続増加」のグラフがあるが、但し書きはない。したがって、ETFを含むかどうか不明。このグラフは、、ETFを含んでいるのだろうか。
広義に捉えるとETFは投資信託 の範疇だったり、狭義では、ETFと投資信託の違いがあったり、素人には分からない内容だ。
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http://noload.558110.info/ (ノーロド投資信託 徹底ガイド)
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