年金の繰下げ受給者は、1%台。

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 老後の生活費を得るための一つの方法に「年金繰下げ」がある。各種の本やTVで盛んに70歳まで繰下げると42%増のノウハウが言われているが、実際繰下げをしている人は、2%もいない。同時に予想外に多くの方が繰上げをしていることに驚いた。出典は、「配当金生活 できたらいいね」に掲載されていた、

厚生労働省 「H26年厚生年金保険・国民年金事業年報」による。

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 また、加給年金と繰下げの注意点は(夫が65歳、妻62歳と仮定)
※加給年金は、出生年によって違うが、約40万円と仮定する。

1、この約40万円弱の金額をどうするか。上記の資料を参考にすれば、98%以上の方が申請して受給されていることになる。
2、加給年金は夫の厚生年金に付加する。従って、所得なり預貯金があれば、個別に繰り下げが可能なため夫の基礎年金のみ繰下げ、が選択可能。
3、妻が65歳になると、加給年金が停止となり、妻の基礎年金振替加算が支給となる。
4、振替加算は、月4千円弱となる。これを捨てて、妻の基礎年金を繰下げすることも可能。しかし、上記のとおり、98%以上の方がしていない。

以下にも同様な記載あり。

年金繰下げは1.4%(木村公司 H29/05/04)
http://manetatsu.com/2017/05/92617/

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このページは、webmasterが2017年6月 1日 09:53に書いたブログ記事です。

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